夢の中の洞窟と生成の世代トークイベント
9月 2, 2009 4:01 pmちょっと前になりますが、件名のイベントを見てきました。
夢の中の洞窟@東京都現代美術館
布っぽいものを鉄骨の下地に貼ってるみたい。構造になる脚は4本で、他の垂れ下がってるのは意匠的な物みたい。
地面からも屋根に呼応するように盛り上がりがある。モルタルで固めてるみたい。
脚の端部がアクリルになってて、つなぎ目も見えない。。。接着してるだけのように見える。 こんな事ができるんですね。すごい。
時間が無かったのでざざっと見て帰ったのだけど、「質感を持ったカーブ」という言葉がひっかかった。全体的にファンタジーで曲線の印象。
その後、歩きで清澄白河に移動して「生成の世代展トークイベント」を見る。
テーマはBIM時代における模型の意義について。以下メモ。
■藤村さん
・大量に作る
・模型は議事録
・打合せをフィードバックして進化させ、番号をつける
・スタディ模型を作る時に、展示できるように想定してつくる
・人をアルゴリズム化したい
人をアルゴリズム化するという所の意味がよくわからなかった。googleみたいに。。。って言ってたけどイマイチよくわからない。
■藤本さん
・大量に作る
・模型は野菜みたいなもの
・模型そのものが建築
・俯瞰と体験をハイブリッドできる。
・事務所が模型の海
・カンブリア期の生物のような模型の群
・模型にそれぞれ言葉を与える
・思考プロセスが進む度に模型を作る
・スタッフが同じ模型を作ると怒る
・ノンスケールで考える
■中山さん
・少数しか作らない
・文庫本の発明について
・模型は建築物のメディア
・模型を展示する場所との関係性を考えてつくる
・模型の固有性、プレゼン、ポータブルな物
・模型そのものに固有の意味をつける
・レイモン・クノーの文体練習とスタディの関係
・模型は線形ではなく風景のようなもの
・スケールのギャップが好き
■中村さん
・少数しか作らない
・模型にしたらどうなるかという興味
・模型から発見がある
・ささいな事や意味のないことが大事
・ゴールをイメージしない、形をイメージせずにつくる
・昆虫採集みたいな模型(中山さん談)
■吉村さん
・大量に作る場合と作らない場合がある
・本形式のプレゼンは日本向きでない
・思考プロセスの保存として
・模型みたいな建築がつくりたい
・模型は建築の抽象化である
・思考の抽象化である
・問題を限定しない為に模型をたくさん作らない
・非決定の決定
■ドットアーキテクツ
・ひとつの模型をいじり続ける
・現場に繋がる布石として1/30をつくる