建築に住む者、建築を見る者、建築を評価する者、同じ建築物に、解釈の多様性、価値の多様性があり一元的に収束させることは難しい。
その価値解釈は多様であり、あらかじめ推定できるものでは無いのかもしれない。実際に作って、その空間を体験する。外観を眺める。いろいろな体験が価値を決める物であり、想像で決められるものでもない。

建築家の職能とは、そういった一元的な価値ではなく、もっと多様な価値を持っていなければならない。造形センス、空間の価値創造、コミュニケーション能力、思考能力、建築にまつわる学術的な知識など。他にもいろいろな知識があればより良いだろう。永遠に勉強が必要だ。

その捉え方によって、自分の居場所を決めていけば良いのではないか。
建築は、建てた人にしかわからない部分があり、それは芸術に似ている。

カテゴリ: ブログ タグ: